スマホに原稿を表示して、一定の速さで自動スクロールさせる方法を紹介します。

スピーチやプレゼンの練習、動画撮影などで、原稿を手でスクロールしながら読むのは意外と面倒です。Browser Kittyの「Pocket Teleprompter」なら、原稿を貼り付けて開始するだけで、自動で文章を流せます。

スクロール速度を直接調整するほか、「3分で最後まで表示する」といった時間指定もできます。

なお、Pocket Teleprompterは原稿を表示するためのツールです。カメラやマイクは使用せず、ほかの撮影アプリの上に原稿を重ねる機能もありません。

原稿を貼り付ける

Pocket Teleprompterを開いたら、まず読みたい原稿を貼り付けます。

原稿をテキストファイルで用意している場合は、「.txtを開く」からUTF-8形式のファイルを読み込むこともできます。対応するファイルサイズは1 MiBまでです。

編集した原稿は、UTF-8の.txtファイルとして保存し直すこともできます。

原稿の読み込みや編集はブラウザ内で処理され、入力した文章が外部へ送信されることはありません。

スクロール速度を決める

読み上げるペースがある程度決まっているなら、0.5×〜2.0×の範囲で速度を調整します。

最初は1.0×で一度流してみて、「少し速い」「もう少し速くても読める」と感じたところで調整するのが簡単です。

スピーチの持ち時間が決まっている場合は、「目標時間」を使う方法もあります。

たとえば3分のスピーチなら、目標時間を3:00に設定します。画面に表示された原稿の長さをもとに、3分で終点へ到達するようスクロール速度が計算されます。

ただし、声を聞き取ってスクロール速度を変えているわけではありません。設定した時間に合わせて画面を動かす仕組みなので、実際に3分ぴったりで話し終わることを保証するものではありません。

文字サイズと視線位置を調整する

スマホを少し離れた場所に置くなら、原稿を詰め込むより、文字を大きめにした方が読みやすくなります。

文章は左揃えと中央揃えを切り替えられます。

動画撮影などで目線の位置を安定させたいときは、画面にガイド線を表示できます。読む位置の目安ができるので、視線が上下に動きすぎるのを抑えやすくなります。

自動スクロールを開始する

設定ができたら「テレプロンプターを開始」を押します。

設定によっては3秒のカウントダウンが入り、その後スクロールが始まります。

読み上げ中に止めたくなった場合は、画面中央をタップすると一時停止できます。もう一度タップすれば再開します。

速度モードでは、画面の左右端をタップして、その場で速度を遅くしたり速くしたりすることもできます。

PCで練習する場合は、キーボード操作にも対応しています。

対応している環境ではScreen Wake Lockも利用するため、原稿を読んでいる途中で画面が消灯しにくくなります。Wake Lockや全画面表示が使えるかどうかは、ブラウザやページの開き方によって異なります。

  • Space:停止・再開
  • ← / →:速度調整
  • R:最初からやり直す
  • F:全画面表示

途中から読み直す

長い原稿を練習していると、「この部分だけもう一度読みたい」ということがあります。

一時停止すると「読み位置」を0〜100%の範囲で動かせるので、目的の位置まで戻してから再開できます。

目標時間を設定している場合は、読み位置を変更したあと、残り時間に合わせてスクロール速度が再計算されます。

何度も最初からやり直さなくてよいので、部分的に練習したいときにも使えます。

ハーフミラー式のテレプロンプターで使う

市販のテレプロンプター機材には、スマホやタブレットの画面をハーフミラーに反射させて原稿を読むタイプがあります。

この方式では、そのまま表示すると文字が鏡像になってしまいます。Pocket Teleprompterの「左右反転」を有効にすると、ミラー越しに正しい向きで読めます。

スマホの画面を直接見る場合は、左右反転する必要はありません。

同じスマホで撮影しながら使える?

Pocket Teleprompterは、ブラウザの画面に原稿を表示するツールです。

そのため、標準カメラなど別のアプリを開き、その上に原稿を重ねて表示することはできません。Pocket Teleprompter自体にも動画撮影機能はありません。

1台のスマホでカメラ映像の上に原稿を重ねたい場合は、オーバーレイ表示に対応した専用アプリの方が向いています。

  • 別のスマホやタブレットを原稿表示用にする
  • PCやカメラで撮影し、スマホをカンペ専用にする
  • ハーフミラー式のテレプロンプター機材と組み合わせる

入力した原稿は外部へ送信されない

Pocket Teleprompterでは、原稿の編集、自動スクロール、目標時間の計算、左右反転、設定の保存をブラウザ内で行います。

アプリのCSPでは `connect-src 'none'` を設定しており、実行中の外部通信を許可していません。カメラ、マイク、位置情報、外部フォント、解析・テレメトリも使用しません。

LocalStorageが利用できる環境では、現在の原稿と設定が端末内に保存されます。

自分専用の端末ならそのままでも問題ありませんが、共用PCや共有端末で使う場合は、使用後に原稿を消すか、ブラウザのサイトデータを削除しておくと安心です。

Browser Kittyで試す

Pocket Teleprompter

原稿を貼り付け、速度や目標時間に合わせて自動スクロールするスマホ向けテレプロンプターです。

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注意点

  • 2〜3分程度のスピーチなら、速度倍率を何度も調整するより、最初に目標時間を設定して一度通してみる方が合わせやすいです。
  • 動画撮影では、長い段落をそのまま表示するより、話す区切りに合わせて適度に改行しておくと目で追いやすくなります。
  • また、本番中に止める可能性があるなら、「読み位置」の動かし方も一度試しておくと、途中から再開するときに迷いません。

よくある質問

スマホだけでテレプロンプターとして使えますか?

はい。原稿を表示して自動スクロールさせるだけなら、スマホのブラウザで利用できます。ただし、同じスマホでカメラアプリを開き、その上に原稿を重ねて表示する機能はありません。

話す声に合わせて自動スクロールしますか?

いいえ。マイクや音声認識は使用しません。速度モードでは設定した倍率で、目標時間モードでは原稿の長さと指定時間から計算した速度でスクロールします。

3分で読み切れるように設定できますか?

目標時間を3:00に設定すると、表示されている原稿の長さをもとに、3分で終点へ到達するようスクロール速度を計算します。実際の話す速度を認識しているわけではないため、3分ちょうどで話し終わることを保証する機能ではありません。

ハーフミラー式のテレプロンプターにも使えますか?

はい。左右反転表示に対応しているため、スマホ画面をハーフミラーに反射させるタイプのテレプロンプターでも利用できます。

入力した原稿はサーバーへ送信されますか?

Web版を表示するための最初のページ読み込みは発生しますが、入力した原稿の編集、自動スクロール、保存などはブラウザ内で処理されます。入力した原稿をアプリから外部へ送信することはありません。