写真に写った部品、種、商品、設備などを数えるとき、数字だけをメモしていると「この対象はもう数えたか」が分からなくなりやすくなります。対象が密集していたり、似たものが並んでいたりすると、数え漏れや二重カウントも起こりやすくなります。

こうした作業では、数えた対象の位置を写真上へ残しながら進めると確認しやすくなります。画像カウンターはAIで自動認識するのではなく、点を置く、または矩形で囲むたびに1件として記録する手動カウントツールです。ここでは、点と矩形の使い分け、要確認の残し方、複数画像の進め方、結果を後から確認できる形で保存する方法をまとめます。

まず「合計」ではなく「数えた場所」を残す

対象が少ない写真なら頭の中だけでも追えますが、数が増えるほど「どこまで見たか」を維持する方が難しくなります。そこで、1件数えるたびに写真上へマーカーを残します。点マーカーなら対象の中心をタップするだけなので、同じ大きさの対象を素早く数える作業に向いています。

数え終わったあとにマーカー位置を見返せるため、空いている場所があれば数え漏れ、同じ対象にマーカーが重なっていれば二重カウントの可能性に気付きやすくなります。数を修正するときも、点を移動したり削除したりでき、Undo / Redoで直前の操作を戻せます。

点では判断しにくい対象は矩形で囲む

対象が小さい、密集している、輪郭まで残したい場合は矩形が便利です。ドラッグして対象を囲むと1件として数えられ、後から位置の移動や四隅のリサイズもできます。単に数だけ残すより「どの範囲を1個と判断したか」が分かるため、他の人が見直す作業にも向いています。

同じ写真で複数種類を数える場合は、種類を切り替えてマーカーを分けます。PCでは1〜9キーでも種類を切り替えられます。種類ごとに番号が振られるため、たとえば部品Aと部品Bを同じ写真で別々に数えても、どのマーカーがどちらの対象か確認できます。

迷った対象は数え直すのではなく「要確認」に残す

画像によっては、対象が重なっている、端で切れている、影で形が分かりにくいなど、その場ですぐ判断できないものがあります。こうした対象を無理に除外すると、あとから再確認するときに位置を探し直す必要があります。画像カウンターでは通常マーカーに要確認フラグを付けられ、カウント数はそのままに「後で見る対象」として残せます。

要確認が残っている画像は完了扱いにできません。画像ごとに要確認件数を確認し、最後に残ったものだけを見直すと、判断が必要な部分と単純なカウント作業を分けて進められます。写真自体が暗い場合は、元画像を書き換えずに明るさ・コントラスト・白黒・90°回転を調整して確認できます。

複数画像は完了状態を付け、結果を再確認できる形で保存する

同じ条件の写真が複数ある場合は、1枚ごとに作業を完了させて次の未完了画像へ進みます。画像ごとのコメントも残せるため、「この写真だけ一部が隠れている」「2回目の撮影」など、数字だけでは分からない情報も一緒に保持できます。対応ブラウザでは作業状態をIndexedDBへ自動保存するため、長い作業を途中で止めることもできます。

作業後は用途に応じて保存形式を選びます。集計や再解析に使うならmarkers.csvとsummary.csv、写真上の位置も一緒に残したいならマーカー付きJPEG、ブラウザだけで結果を見返したいなら読み取り専用の自己完結HTMLが使えます。閲覧HTMLは後で画像カウンターへ読み戻して編集を再開することもできます。

手順

  1. 画像カウンターを開き、JPG / JPEG / PNG / WebP画像を追加します。対応環境ではカメラで撮影して追加することもできます。
  2. 素早く数えるなら点、対象の範囲も残したいなら矩形を選び、必要に応じてカウント種類を設定します。
  3. 対象ごとに点を置くか矩形で囲みます。間違えたマーカーは移動・リサイズ・種類変更・削除で修正します。
  4. 判断に迷う対象は要確認にし、カウント作業を止めずに先へ進みます。見にくい場合は非破壊の表示補正を使います。
  5. 要確認をすべて見直したら画像を完了にし、次の未完了画像へ進みます。必要なら画像ごとにコメントも残します。
  6. 作業後に、閲覧HTMLまたはmarkers.csv・summary.csv・マーカー付きJPEGを含むZIPを書き出します。
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画像カウンター

写真の対象を点・矩形で手動カウントし、数えた位置、要確認、複数画像の進捗まで残して結果を書き出します。

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注意点

  • 対象が多い写真では、左上から右下など見る順番を決めて進めると、マーカーと視線の両方で進捗を追いやすくなります。
  • 点と矩形を途中で頻繁に混在させるより、対象の性質に合わせて基本モードを先に決めると見直しやすくなります。
  • 要確認は「別カテゴリ」ではなく通常カウントに重なるフラグなので、迷った対象を一時的に隔離する用途に向いています。
  • 現在は1プロジェクト最大30枚、1画像35MB、元画像データ全体220MBの上限があるため、大量画像は複数プロジェクトへ分けます。

よくある質問

AIで自動的に物体を数える機能ですか?

いいえ。画像カウンターはユーザーが点を置く、または矩形で囲んで数える手動カウントツールです。数えた場所を残し、人が確認できることを優先しています。

点と矩形はどちらを使うのがよいですか?

素早く数えるなら点が向いています。対象が小さい・密集している・輪郭まで残したい場合は矩形の方が後から確認しやすくなります。

途中で閉じても作業を再開できますか?

対応ブラウザではIndexedDBへ途中状態を自動保存します。また閲覧HTMLを書き出しておき、後から画像カウンターへ読み戻して編集を再開することもできます。

画像やカウント結果はサーバーへ送られますか?

いいえ。画像読み込み、マーカー編集、途中保存、表示補正、書き出しはブラウザ内で行います。Web版ではページを開くためのHTML取得だけ通信が発生します。

結果はどの形式で残せますか?

読み取り専用の自己完結HTML、markers.csv、summary.csv、マーカー付きJPEGをまとめたZIPに対応しています。閲覧HTMLでは画像切替や表示ON/OFFもでき、後から本体へ読み戻して編集を再開できます。