アプリのバックアップやログ、IoT機器、モバイルアプリなどからSQLiteファイルを受け取っても、テーブル構成が分からないと「どこに欲しいデータがあるか」を探すだけで時間がかかります。

SQLite Explorerでは、最初に概要を見るだけでなく、知っている値をDB全体から検索し、見つけたセルやレコードから周辺データへ辿れます。元ファイルを書き換えずに、構造・内容・健全性を段階的に確認する流れを紹介します。

まずOverviewとDB全体検索で入口を見つける

最初にOverviewでTables / Views / Indexes / Rowsとテーブル規模を見ると、DBの大きさや中心になりそうなテーブルを把握できます。主キーの有無や外部キー数なども、構造を読む手掛かりになります。

テーブル名が分からなくても、ユーザー名、ID、URL、商品コードなど既知の値があればDB全体横断検索から探せます。文字・数値列をまたいで候補を探し、ヒットしたテーブルやレコードへ移動する方が、1テーブルずつ開くより早い場合があります。

  • Tables / Views / Indexes / Rows
  • テーブルごとの行数・列数・PK / FK
  • DB全体横断検索

Data ExplorerとSmart Cell Inspectorで値を読む

Data Explorerでは100行単位でページングしながら、行検索、列ソート、表示列のON/OFF、列幅調整ができます。大きなテーブルでも、必要な列と行へ絞って見ると状況をつかみやすくなります。

セルを開くとSmart Cell InspectorがJSON、日時、URL、UUID、Base64候補、BLOBなどを判定します。PNG / JPEG / GIF / WebPのBLOBなら、その場で画像として確認できる場合もあります。自動判定は補助情報なので、最終的な意味はスキーマや周辺レコードと合わせて判断します。

1件のレコードから関連データへ辿る

目的のレコードを見つけたら、Record Relationshipsから参照先・参照元の候補へ移動できます。SQLiteに定義された外部キーだけでなく、列名・型・サンプル値から推定した関係候補も探索に使えます。

ER図では定義済みFKと推定リレーションを分けて表示し、Focus Modeを使うと選択したテーブルと直接関係する範囲だけに絞れます。推定関係は実際の業務上の関係を保証しないため、重要な判断ではDDLや値を確認してください。

Database Healthと読み取り専用SQLで確認を深める

Database Healthでは、主キーがないテーブル、FK列に対応するIndex不足などの構造上の確認候補に加えて、PRAGMA quick_checkとforeign_key_checkをまとめて確認できます。これはDBの品質を一律に採点するものではなく、調査ポイントを見つけるための画面です。

さらに絞り込みや集計が必要なら、SELECT、WITH、EXPLAINや許可された読み取り専用PRAGMAを使えます。通常のSELECT / WITHではEXPLAIN QUERY PLANも確認でき、必要な結果はCSV / JSONへ保存できます。書き込みSQLと元ファイルへの書き戻しは行いません。

手順

  1. SQLite Explorerへ.db / .sqlite / .sqlite3などのファイルを追加します。
  2. Overviewでテーブル規模とDatabase Healthの概要を確認します。
  3. 探したい値が分かっている場合はDB全体横断検索から対象テーブル・レコードを見つけます。
  4. Data ExplorerとSmart Cell Inspectorで行・列・セル内容を確認し、必要ならRecord Relationshipsで周辺レコードへ辿ります。
  5. ER図 / Focus Mode、列プロファイル、Database Healthを確認し、追加調査は読み取り専用SQLとQuery Planで行います。
  6. 必要なテーブルやSQL結果だけCSV / JSONへ保存します。
Browser Kittyで試す

SQLite Explorer

SQLiteを横断検索し、レコード関係・セル内容・DB健全性・SQLまでブラウザ内で探索します。

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注意点

  • スキーマが分からないDBでは、テーブル名を推測するより既知の値を横断検索する方が早い場合があります。
  • Smart Cell Inspectorと推定リレーションは補助情報なので、重要な判断ではDDLや実データを確認してください。
  • 巨大DBでは横断検索やプロファイルに時間がかかるため、対象が分かった後はテーブル内検索やSQLで範囲を絞ると扱いやすくなります。

よくある質問

SQLiteファイルを編集できますか?

SQLite Explorer v1.1.0は読み取り専用です。INSERT、UPDATE、DELETE、CREATEなどの書き込みSQLはブロックし、元ファイルへ書き戻しません。

テーブル名が分からなくてもデータを探せますか?

はい。DB全体横断検索で文字・数値列から値を探し、ヒットしたテーブルやレコードへ移動できます。

Database HealthでDBが正常か断定できますか?

いいえ。quick_checkやforeign_key_check、構造上の確認候補をまとめて表示する調査支援機能です。表示内容はDBの用途や設計と合わせて判断してください。

DBファイルはサーバーへ送られますか?

いいえ。SQLite Explorerで選択したSQLiteファイルはBrowser Kittyのバックエンドへアップロードせず、ブラウザ内で読み取り・検索・解析します。